土地の雰囲気が暮らしの輪郭を生み出す

2024.09.25

VITALO KAIBARAでは家づくりのプロに土地の魅力をインタビューしております。
今回はK邸の設計も手がけられた芦田成人建築設計事務所の芦田さんにお話を聞きました。高校生の時に丹波市の学校に通っていたり、現在VITALO KAIBARAのある土地の周辺にも思い出があるようです。

生まれたのは丹波市で、そこからすぐ大阪に行って中学まで大阪で暮らしてたんです。
高校三年間は丹波市の学校に通っていました。大学でまた丹波市を出て、32歳になって戻ってきました。ずっと地元にいたような人生ではなかったのですが、僕とっては青春が詰まった町なんですよね。
VITALO KAIBARAの近くに神社(柏原八幡宮)があるのを知ってますか?そこの近くの高校に通ってたんですよ。

これまで丹波市以外でも自然が綺麗な場所での仕事をしてきたのですが、VITALO KAIBARAの魅力は山に囲まれた地域ならではの景観だと思いますね。景観が建築にもたらす影響ってかなり大きいので、普段設計をしている身からするとそれはすごい大きな特徴だと感じています。

VITALO KAIBARAは山が結構近くにあるように感じられるのですが、高い山じゃなくて小高い丘くらいの高さの山が多い。そういった風景の中で夜になると電車の汽笛が聞こえてきたり、他には土地のすぐそばに水路が流れているのでその音がさらさらと聞こえてきたり。

さらにその水路の向こう側からは生き物の鳴き声がほど良い距離感で聞こえてきたり。 目で見えるものだけでなく、全身で感じられる良さがあります。

確かにそうかもしれませんね。兵庫県には自然が美しい場所がたくさんありますが、例えばVITALO KAIBARAに関しては駅から近いとか。 暮らしやすさを支えているものとの距離感であったりとか、そこから聞こえる音のバランスが非常にいい気がしています。

例えばK邸でいうと南に面した窓を大きくとっています。これによって冬場でも太陽の日射を大きく取り込めるようになる。それとそこから入ってくる風の流れを考えると、風の出口を作らないといけない。なので対角線にも窓を設置して、といったことに影響が出ていると思います。

そうですね。時間によっても日の入り方も違うし、先ほどいっていた音の感じ方も違う。それこそ「五感で感じる」というようなことが必要かもしれません。

例えば設計図でも、僕の中では「考えをまとめるもの」なんです。だから大工さんに渡す時に結構な厚さになってしまうのですが…。逆に大工さんにぺらぺらの設計図を渡して依頼するというのはちょっと違うかな。

みんな対等な関係性で一つの家を作っていくので。それは設計者と大工さんだけではなくて施主様も同じ。家をつくるためのチームなので。

まずはじめに自分たちがどういう生活をしたいのかを想像することかなと思います。家の中で将来どういう風に過ごしたいのかとか、それがとても大切だと思っています。

実は土地を考える際にも設計事務所や工務店と一緒に見にいって欲しいんですよね。例えばその土地だと外構にお金が、かかってしまうよとか、選ぶ際に理想の姿と予算を照らし合わせてアドバイスができるので。そういう意味で言うと家づくりのパートナー選びは大切かもしれません。

実際に足を運んでほしいです。今回のVITALO KAIBARAのケースでいうとK邸が内覧していただいても大丈夫と言っていたので家の中での見え方も体験できるかと思います。

様々な環境の中で設計を行ってきた芦田さん。今回は土地の特徴と設計の関係性や、土地選びのポイントを伺うことができました。 この土地だからできる暮らし、この土地だから体験できるものがあるのかもしれません。 VITALO KAIBARAは兵庫県丹波市にございます。この土地の空気感や、家の中から見る景色を知りたい方はぜひご連絡ください。現在住まわれている施主様の家を内覧することも可能です。